おだやかな日々に

春 上野公園にて

 夫の友人からみちのくの仏像展のチケットを頂きました。お蔭でジットマン氏はおみこしをあげ、一緒に上野に出掛ける事になりました。国立博物館に入るのは本当に久しぶりです。青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島の各寺の仏像の中にはあの3.11の震災を経験された仏様も居られました。殆どが平安時代のもので、中には鎌倉時代や江戸時代の円空仏も居られました。重量感に溢れ、心なしか土の匂いも感じる親しみのある仏様たち。父の故郷の仏様も居られ、とても懐かしい思いで拝観致しました。
同時に法隆寺宝物館にも入館できるとの事で足を延ばしました。一度テレビで見た事はありますが、入るのは初めてです。この建物が素晴らしい!前庭に大きな池があり、正に風に散る桜の花びらが一面に散り敷いて、風の流れのままに移動する様子も絵のようでした。館内はひっそりとして薄暗く、奈良の法隆寺から皇室に献納された宝物約300件のうちの一部が展示されておりました。いにしえの静寂を味わいたくなったらここに来るべし。
 係りの女性が今日は博物館の庭園も解放されていますよと親切に声を掛けてくれました。そこでもう一頑張りと更に本館の裏手にある庭園に入りました。来て良かった!見事な桜と桜吹雪を堪能致しました。
 というわけで、今回はウインドウズムービーメーカーを使って遊んでみました。ご笑覧ください。

  1. 2015/04/05(日) 13:58:58|
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貴婦人に逢いに

国立新美術館 1982年に友人とパリ歩きをして、クリュニー美術館に行った。もう31年前になる。
その時、リルケも見たという貴婦人と一角獣のタピスリーを見たような見損なったような・・・
出口近くに一角獣の角という代物があった。想像上の生き物の角があるなんて変ねぇと笑った記憶はある。その時一緒に行った友人は去年亡くなってしまったので、確かめる事が出来なくなってしまった。しかし、6枚ものタピスリーを見ていたらいくら何でも記憶がある筈である。だから今回、遙々クリュニーからやってきたゴブラン織りを是非見たいと思っていた。

左;聴覚 右;視覚NHKの番組でも取り上げた。夫も珍しく見ていたので、誘って出掛けた。
広い美術館の壁面一杯に大きなタピスリーが並んでいるのを見た時、照明が押さえてあるので、これは映し出された映像ではないかと思った。しかし、正に実物であった。16世紀の精緻なゴブラン織り、豪華としか言いようがない。現地で見たような気がしていたのは「こんな事情」だったからだろう。タペスリーのコピーが欲しかったが、今更と我慢。「聴覚」と「視覚」の絵はがきを買った。ゴブランに織り込まれた鳥や獣たちを取り出して分類し、それらをタペスリーにまた戻すというCGの大画面が美しくて楽しかった。混雑もなく、ゆっくり鑑賞出来てようやく念願叶い、満足であった。
DSC_0091_20130610154717.jpg
丁度昼近くなったので、以前bajiruさんに教えて頂いた店に入る。早速先付けが出たので、美味しく平らげると、可愛いうさちゃんが空から舞い降りた。リーゾナブルで美味しくて満足!

風のマジム偶然というか必然というか、bajiruさんも日曜美術館で「原田マハ」さんの話を聞いて彼女の本を読まれたようであるが、雲も、「貴婦人と一角獣」の小説を書こうと思っているという彼女に興味を持ち、図書館に行って借りた本が、「風のマジム」である。昨日読み終わり、とても気に入ってしまった。
沖縄が舞台で、実在の「沖縄産ラム酒」を作った女性からヒントを得た小説である。本の中からサトウキビ畑の風とラム酒の芳香が漂って、上等で気持ちの良い作品であった。「貴婦人と一角獣」の一冊が実現したら是非是非読んでみたい。楽しみである。



  1. 2013/06/08(土) 15:48:49|
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絵画展へ

モスタル旧市街のバザール
bajiruさんのクロアチアの旅で描かれた絵の帰国展に出掛けた。
スタリモスト橋
会場で色々お話を伺う事が出来て良かった。bajiruさんの先生の絵、同行された方達のそれぞれ個性ある絵が楽しかった。見たままではなく、空や山など、中心の絵を目立たせる技もありというお話が興味深かった。


Dobro
帰国展に集まったbajiruさんのお友達、ブログのお友達と、近くのクロアチア料理の店、Dobroに連れて行って頂く。まるでクロアチアの旅の仲間入りをしたような楽しい出会いである。
クロアチア料理!(^^)!タコのサラダ、酢漬けのキャベツにくるんだ挽肉料理は刺激的でエキゾティック。デザートのマカロニのお菓子のもっちりした食感も珍しく美味しかった。
銀座の柳♪楽しい時を過ごして皆さんと別れ、新橋から銀座8丁目をぶらぶらと歩いて長森聡氏の個展を見に行く。折良く長森氏が居られたので、ご挨拶して美しい油絵を拝見する。
IMG_3757.jpg
花の絵が美しい。フランスのエスプリが漂っているようだ。一枚欲しいけれど・・・・


IMG_3758.jpg
写真だけ撮らせて頂いた。
亡き奥様の長森光代さんの歌集「野のマリア」が文庫本になりましたと、サインをして下さった。恐縮しきって辞去した。
野芥子(コクリコ)の夕散る花をけさも摘む今年限りと描く夫のため   
                     歌集「野のマリア」より 
クリスマスバージョン

また銀座4丁目まで、クリスマスバージョン一色となった街をぶらぶらと歩いた。素晴らしい一日であった。


  1. 2012/12/08(土) 15:41:51|
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再会・リヒテンシュタイン宮殿

地下通路
11月28日。思い立ってリヒテンシュタイン展に出掛けた。地下鉄六本木の駅に降りて、国立新美術館の道標に添って歩くと、自然に綺麗な地下通路に出た。以前来た時は地上に出たのに、何時の間に綺麗な通路が出来たのだろう。
紅葉が
美術館の門を入ると早速桜紅葉が美しい。この季節に来たのは初めて。東京の真ん中の晩秋の景である。
「夢に浸って」
8年前、bajiruさんと一緒にウイーンのリヒテンシュタイン宮殿に行った懐かしい思い出。あの時見た、あの絵に会えるかな。一つ一つ眺めてゆく。結局、あの絵は来て無かった。その代わり、フリードリッヒ・アメリングの夢に浸って(Wrapped up Dreams)に出会った。タッチが似ているような、一寸違うような。missX
あの時カメラをスーツケースに置き去りにして無念のほぞを噛み、bajiruさんにお願いして撮して頂いたあの絵の少女。作者は誰だったのかしら・・・そして、ブリューゲル親子の絵に再び出会えたのが嬉しかった。
初冬の美術館
さほどの混雑もなく、ウイーンの時のようなサプライズも無く、一人だからレストランにも入らず、建物に添って落葉寸前の紅葉を眺めて帰路についた。

六本木交差点

帰りはやっぱり地上の道が良い。六本木はこうでなければ。大昔、ある友達がお気に入りだったアマンドに寄ってお菓子を買った。
  1. 2012/12/04(火) 21:39:24|
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コンクリートの壁

 コンクリートの壁にはただ一つ狭き口声なき諸声が招きやまずも
 雪原の塩田平を見はるかしどの画も無言ああ無言館        
                                   小市巳世司
  
この短歌を読んでから一度行ってみたいと思っていた無言館を訪れる事が出来ました。
下の文章以上の言葉を知りません。

あなたを知らない

遠い見知らぬ異国で死んだ 画学生よ
私はあなたを知らない
知っているのは あなたが遺したたった一枚の絵だ

あなたの絵は 朱い血の色にそまっているが
それは人の体を流れる血ではなく
あなたが分かれた祖国の あのふるさとの夕灼け色
あなたの胸をそめている 父や母の愛の色だ

どうか恨まないでほしい
どうか咽(な)かないでほしい
愚かなわたしたちが あなたがあれほど私たちに告げたかった言葉に
今ようやく 五十年も経ってたどりついたことを

どうか許してほしい
五十年を生きた私たちのだれもが
これまで一度として
あなたの絵のせつない叫びに耳を傾けなかったことを

遠い見知らぬ異国で死んだ 画学生よ
私はあなたを知らない
知っているのは あなたが遺したたった一枚の絵だ
その絵に刻まれた かけがえのないあなたの生命の時間だけだ


           窪島 誠一郎
             一九九七・五・二(「無言館」開館の日に)


  1. 2012/11/23(金) 11:17:29|
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