おだやかな日々に

音のシャワー

あじさい
蒸し暑い一日。午前中、コーラスへ。お元気な先生、今日は一寸厳しかった。「ちょっとこっち向いて」を連発。我々は何時も殆ど無意識に楽譜を見ているので、先生がジェスチャー付きで説明してるときも下を向いているクセがある。それがとても気になっていらしたのだと思う。殆ど新しい曲のStabat materを練習。キリストの受難を悲しむ聖母マリアを歌った曲。ベートーヴェン
夜は義姉に誘われてエオノーレ弦楽四重奏団のコンサートに。
この楽団の名前エオノーレはベートーヴェンの初恋の人、エオノーレ・フォン・ブロイニングに因んでつけられたそうで、勿論ベートーヴェンは得意とするところ。4楽章の長い曲で、ここで主要核とされる音形はバッハの名前に由来する(B-A-C-H)という何やら奥の深そうな天才の作品。難しそうなテクニックも何のその、長い一曲も心地よい宇宙であった。
シューベルト
2曲目はシューベルトの作品であった。ベートーヴェンとは全く違う音楽で、今夜の私はシューベルトさんにすっかりいかれてしまった。
こちらには大好きなあの山崎伸子さんが参加して一段と音に厚みが出て、終始私の身体の中を冷たくて綺麗な水がさらさらと流れているような快感を味わっていた。特に第一ヴァイオリンの岡山潔氏と山崎さんのピチカットの美しさには痺れた。
朝から夜まで、音楽に浸ったハッピーな一日であった。
  1. 2006/06/30(金) 23:33:06|
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バルト

バラ
コーラスの友人3人で「バルトの楽園」を見に行った。
そもそも友人Kからの電話で、「私バルト3国に行ったでしょう、だからあの辺りの景色が見たいのよ~、行かない?」
私は、日本で第九を歌うようになった曰く因縁の物語らしいという事をテレビでチラと見ていたので、「うん、見たい見たい」と同意。もう一人の友人Mは板東という所の捕虜収容所跡の公園に行った事があるので見たいという事で決まった。

私は洋画かしらと思っていたら、あの暴れん坊将軍の松健サンが出ている日本映画だった。完全にバルトの題名に幻惑された。

結局、実に感動的な映画ではあったが、最後まで何故バルトなのかが分からなかった。翌日或る方に教えて頂いてやっと胸の支えが降りた。
何と、バルトとは、ドイツ語で「髭」の事だったのだ。

そう言えば松健演じる収容所長は立派なカイザー髭を生やしていたのであった。この髭がキーポイント。楽園は「がくえん」と読む。
  1. 2006/06/28(水) 15:27:02|
  2. 今日の風、今日の雲
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半夏生

半夏生
華やかなバラの季節から刻移り、庭は雨に洗われた緑と半夏生の白がきわだっている。また今月もでっち上げの短歌を投稿してまぁ、一段落の時期。と、もう7月号の歌誌が届く。
 今月はブログのお友達と行った鎌倉の歌が載った。

背負い籠畠に置きて人影なし傍へに三椏の花盛りなり
遠々に白くかがやく木蓮のやや過ぎにけり立ちて仰げば
線路端に生ふる土筆に足を止む戦中戦後派吾等六人
当風に和服着こなす八頭身花の下にて写されてゐる
持ち寄りし菜少しづつ廻り来て君の手料理の野の蕗旨し
 
私が入っているあるMLにあの日の名月院のお地蔵様があじさゐを手にしている画像があって楽しかった。
四季折々花捧げ持つ地蔵かな
http://sikisansaku.sakura.ne.jp/218_kamakula/azisai.html






  1. 2006/06/25(日) 15:02:45|
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ふたたびしりもち

鳥居観音
今日は短歌会の筈なのに急に息子に誘われて孫のお付き合いで秩父まで出掛けた。雨もものかわ、関越道を走る。
「あ、高崎観音だ。」と私。ここは埼玉県だよと言われる。そうか・・山を登って観音様に近づく。霧がかかってなかなかの風情であった。鳥居観音であった。
SL
息子の目的はチビ助をSLに乗せる事であった。秩父鉄道の三峰口から長瀞までの丁度1時間、目を輝かせてご機嫌なチビ助と一緒にのんびりとしたSLのミニミニ旅。
てるてる坊主

列車の中には可愛らしいてるてる坊主がずらりと並んでぶら下がっていた。お陰でさほどの大降りもせず、沿線ではSLマニアのカメラマン達も詰めかけていた。土産

 ところで、5月に息子に誘われて出掛けた海岸では尻餅をついて飛んだ騒ぎになってしまったので、今日は慎重に行動しようと心を決めて出掛けたところ、飯能という所で「しりもち」という旗がひらめいているのを見つけた。「なになに?尻餅?いや、四里餅とな?」
これは厄払いに是非とも買わねばなるまいとて、店に立ち寄った。
しりもち
これが四里餅の正体。お陰で今日は何事もなく無事に帰ってきた。
山ではマタタビの木の葉が半夏生のように白くひらめいて緑の中に点々としてすがやかであった。秩父さくら湖畔の蕎麦やさん、客の顔を見てから打つ手打ち蕎麦が素朴で美味しかった。そういえば今日は沢山蕎麦の花を見た。
  1. 2006/06/18(日) 23:11:43|
  2. 今日の風、今日の雲
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なくてぞ人は 23

夢
せせこましき部屋にこもりて事務を執る外はおほらかな夏の太陽
赤蜻蛉北へ北へと群れ飛べり音なくかそけき飛行集団
散らふもの悉く色褪せにつつやがて大地になじみ行くはや
やうやくに冬に入らむとする頃のサザンカの花の脆きを愛す
青空にゆらぐ桜を見上げをり何か分からねど遠き思ひ出
季節の移り変わりを歌ったこのようにおとなしい歌が私は好き。

モンスターが裡に巣喰ふと風呂上がり在るがままなる吾が裸身なり
若きらの特権は人に惚れる事と言ひし友ありき今に思ほゆ
酒に酔ひてでんぐり返りし腰の腫れ誰にも言はず唯々痛し

そんな事もあったのかい。元気でお酒が飲めて良かったわけであるが。

南溟の果てに死にたる幾人か戦友(とも)想ひ居り紺碧の海
兵の霊ここに斎けば米兵も来て訪ふものを戦ひはあるな

友人と沖縄に行った折に歌った歌。戦争中、兄も徴兵されて満州に行った。感慨深いものがあったのであろう。











  1. 2006/06/16(金) 21:42:53|
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なくてぞ人は 22

夏
老い父母と幸子と居りて夏暑き最上川のほとりに飲むビールなり
やうやくに蜩高く鳴き出でて去らむに淋し最上川のほとり
林檎実り桃実りホップの棚高し蔵王は煙るままにて去らむ
 父の古里を父母と訪ねた時の歌。何時も暖かく迎えて呉れる山形は兄や私にとっても故郷であった。見上げるように高々と伸びたホップの畑が珍しく、とても印象に残っている。最近はホップの畑が見られなくなって残念である。

臭桐の花に止まれる黒揚羽ゆらりゆらりとゐる風の中
 入院中のかまきりの歌に似通っていてこの歌は好きだ。
札の皺も塵紙の皺も一枚一枚延ばさねば気が済まぬ因果と言ふべし
寺田氏の庭にボッテリと咲きし牡丹見しより吾の心の動き
秋冷えの頃ほひとなれば燗つけし酒を欲るなり夕べそぞろに
女のお喋りが電々公社の経営に大きく寄与すると思ふはたのし
このあたりから段々兄の個性がちらついて来るように思われる。
  1. 2006/06/15(木) 22:09:31|
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なくてぞ人は 21

染色工場
ナイヤガラ水洗機と言ひて熱湯の水槽を綿布幾度くぐる
青に染むる綿布水洗機の湯をくぐるエンジの色に湯をにじませて
黒く滲む綿布洗ひに洗ひ行き終に紫の色染め上る
運、鈍、根ともバッキャローとも聞こゆなりリズミカルに動く機械の響き

 
当時はインドネシアに輸出用の染色が主な仕事であったようだ。その生地で作った試作品の子供用のワンピースを小さな姪が着ていたのを思い出す。めったやたらに明るいデザインであった。


  1. 2006/06/14(水) 15:04:19|
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なくてぞ人は 20

回帰
ヘラクレイトスの永劫回帰説き給ひぬ若かりし鶴田先生今も在すや
ファウストが魂を売りて若さをば求めし心思ふ齢となる
昨日今日と釣れぬ魚釣にうつつ抜かし帰り来て飲む3合の酒
後頭部禿げし男を往きに見つ帰りにも見たりよたよた歩み
サルビヤとクリーム色のバラの庭あくまで晴れてゆらぐコスモス

母はある時、
「新潟の海岸を、マントを着た高等学校の生徒が寮歌を歌いながら何人かで歩いている風景が目に焼き付いているよ。」と語った事があった。
何かにつけて思い出す良き時代であったのであろう。
兄は既に飲兵衛の一小市民であった。
  1. 2006/06/13(火) 14:54:01|
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なくてぞ人は 19

歌碑
曽宮一念盲(めしひ)となりぬ耳廃となりしベートーベンとならべ思ほゆ
岩礁を海はた山を単純に太きタッチにて描く一念
富士山の稜線に明き月描き太々とそをくまどりし油彩
 兄とは曽宮一念の事など、一度も話をしたことが無かった。3首目は昨年私が感動した富士山と重なるものがあって不思議に思った。曽宮一念は私が見たのと同じような景色を見て、絵に描いたのだろう。下は私の歌。
照る月はいまカルデラの真上にて白く雪刷く富士を照らせり
曽宮一念を検索してみた。静岡県ゆかりの人であった。
http://www.inoha.co.jp/ca1/ca11/1103.htm

今日は久しぶりにヨガに行ってみた。無理な運動は避けて、早めに切り上げ、すぐ近くの九品仏に足をのばした。兄の先生の歌碑があった。私も一度お目に掛かった事があった。この歌碑を歌った兄の歌。
夕寒く葬儀の果つる人の群れ避けて先生の歌碑により行く
  1. 2006/06/12(月) 21:32:05|
  2. 短歌など
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梅雨入り

3Vns
とうとう梅雨入り。でも今日は日も照って大洗濯をする。合間にお天気になる陽性な梅雨であって欲しいと、我が儘な願い。最近便利なブログばかり利用しているので、HPの作り方を忘れてしまいそう。ビルダーと手書きを併用してやっとこの間のVn3の会を纏めた。ずーずーしくも音まで入れてしまった。何だこんなもんかとお笑いぐさだ。カットは自分で気に入っている。デジカメ画像をあれこれ加工したら、偶然出来たもの。いや、ヴァイオリンの姿が良いからかな。
http://home.a05.itscom.net/bagus/oyoshi/vn2.htm
  1. 2006/06/10(土) 22:30:49|
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おともだち

豊後梅
 もう皮ばかりになってしまった庭の豊後梅、余程伐ってしまおうかと思ったが、植木屋さんが、「未だこの枝に咲きそうだねぇ」というので殆ど枯れた枝を下ろして、あとは助けて貰った。そこにたった一つ、見事な梅が成った。デジカメの「取説」と首っ引きで2階のベランダからデジタルズームで写した記念の一枚。これが最後の梅だろうか?
エンジェルズトランペット
以前、ボランティアをしていた時お友達になったお年寄りから、エンジェルズトランペットの苗を上げるからいらっしゃいと電話。去年の寒さで別の友人から戴いた苗が枯れてしまって残念に思っていたところ。二つ返事で戴きに行く。驚いた事に庭のトランペットにはもう沢山蕾がついていた。「ピンクか黄色かどっちかよ。」嬉しい。今年は絶対冬越しさせて枯らさないようにしなくては。
名前は?
「ちょっと、この花見て、可愛いでしょ」「美女柳みたいですねぇ」「それが違うのよ、だけど名前忘れちゃった。」沢山咲いたと、種を一杯千切って下さる。「じゃ、お花と一緒に写真撮りましょ」
「いやよ、こんな格好だもの」
でも一枚パチリ。沢山お礼を言ってお別れ。
どうぞ何時までもお元気に。
  1. 2006/06/07(水) 22:18:11|
  2. 今日の風、今日の雲
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花、ひっそりと

梅雨前の庭
今日はもう5日とは →光陰矢の如し→
1日のこと、重たいヴァイオリンを少しでも楽に持ち歩きたいと、軽いアルミ製のキャリーバッグを買って、それに入れて、練馬方面に。
シルバーの集まりは常に一期一会の心がけでなければならない。それだけに、貴重なVn3人の会であった。
 もう恥も外聞も無く、密室で(音楽室)弾き、私よりずっとお上手な他のお二人にお付き合い頂いて、合奏したりユニゾーンで弾いたり、ソロを楽しんだりの3時間半。土日の家事雑用の外はMDやデジカメのムービーで撮った音や画像の編集で・・オーバーな・・楽しい時間が過ぎて行った。
 庭では久しぶりに花をつけたさつきが梅雨間近な陽光を受けて愛らしく、良く見れば清楚なドクダミの花がひっそりと咲いていた。
  1. 2006/06/05(月) 14:17:14|
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