おだやかな日々に

短歌ある所感 5

冬近し
Kさんの所感は冒頭に上げた文章に集約されて居りました。
「てらいや気取りが無い」という事は兄の性格そのものずばり。
てらいや気取り満々の私と兄妹であることが不思議なくらいである。
「良い歌集です。私に、よく貸してくださいました。」便せん8ページに綴られた所感文の最後にはこう結ばれておりました。以て瞑すべし。
さいごの歌
がんに冒されて、壮絶な戦いの中でメモに残した兄の最後の短歌でおしまいに致します。私的な事柄に長い間お付き合い頂きまして有難う御座いました。兄に続いてトボトボと歩んでゆければ良いのですが・・・
 同じく最後まで、前向きに生き抜かれたKさんの天国でのご冥福をお祈りしつつ・・感謝です。
・・亡くてぞ人は恋しかるべき・・
  1. 2006/10/31(火) 11:16:21|
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短歌・ある所感 4

ピラカンサ
「父の死」を読んで
身は清く心素直にあれと言ふ口癖の父が身裡に巣喰ふ
お父さまはそんなことを言われたのですね。ご自分がそうだったのでしょう。H市で判事か弁護士をしていらっしゃったのですか。私は。子に教訓的なことを言ったことはありません。

※Kさんはユニーク。父は私には、行儀の事は嫌になるほど口やかましかったが、それ以外、何一つ言わなかった。が、下の兄が大学を卒業して就職が決まった時、その兄を父の前に座らせて、
「唯酒は絶対に飲むな。」と言っているのが聞こえた。
 検事をしていた父のお陰で終戦直後、闇物資など飛んでもないという事で、家族は栄養失調になってしまった。
居ればうるさく居らねば淋し吾が妻よ二日の旅より今帰り来つ
 妻への愛情が表れている。私はそんなことがなかった。今の一人ぐらしも、少しもさびしくない。妻をもっとかわいがってやるべきだった、とは思うけれども。妻は私のことを「物事を考えてばかりで、人情に乏しい」と言っていました。そうでしょう。

※うそでしょう。でなければあのように奥様を介護出来るわけがありません。精神的に自立する事の出来る強い方だったのでしょう。
 あまり誰かを愛すると失った時の喪失感が恐ろしい、だからあまり愛さない・・と・・「脳は言い訳する」(私にとって都合の良いことが書いてありそうな?本)

  1. 2006/10/30(月) 10:58:55|
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短歌・ある所感 3

赤い実
デパートの中を吾妻と吾子と歩く買へぬ嘆きを妻の言ひ出づ
 簡潔なのが良い。
 傍らに寒々と妻が座り居り一夜起きゐて吾を守りし汝
 同じく簡潔なのが良い。

老父の一連を読んで・・
 八十余り七歳の父に添ひて行かむ故郷みちのくの山形遠し
 老父(ちち)の足おぼつかなきに心して歩を合はす吾にいたく遅れず
 東京駅雑踏のホームの階段をヨイショヨイショと踏み行かす老父

 お年は今の私と同じ。
 ※奥様を誠心誠意一所懸命に介護された経験のある、Kさんは雲の介護生活など良くご存じでそんないろいろな事柄をここで思い出ながらに書かれておりました。



 
  1. 2006/10/29(日) 11:40:15|
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短歌 ある所感 2

ほころび
 胎動のかすかなる力われの掌に一しきり伝ふ正に吾子あり
 「ひとしきり」が結句につながる、うまい。掌、たなごころを当て、なのでしょう。いっそのこと、そこで終わらせて結句の無い方が生き生きするように私は思う。
 
 柔らかき妻が乳房に手触れつつ吾がかなしみは吾のみのもの
 「かなしみ」は漢字なら「愛しみ」のことでしょう。
※必ずしも「愛しみ」では無いのかも知れないと雲は思うのだが・・・
 膝に入れ夕べの飯を食ふ吾の箸に一々顔挙ぐる吾子
 おもしろい。
※以下入院中の歌
 何気なくにぎりし妻の柔らかき手をばしづかにたしかめてゐつ
 何をたしかめるのかを言わないのがうまい。言わなくても分かる。その方が歌に奥行きがある。
 半ば諦め半ば希望にすがりつつ生きて今年も澄む秋となる
 複雑な気持ちを要約された。上句と下句との結びつきもうまい。結句良い。
※同じ歌集でも人に依り、選ぶ歌が違うのは選ぶ人の好み、個性の問題。また男女の差年齢の差、知識、経験の差もあるかと思う。
自分は個性が希薄だと思っていても、やはりどこかに自分らしさというものはあるらしい。批評に関しても、納得の行く批評と、そうかなぁ、と首肯できぬものがあるのは、個性の問題かもしれない。雲






  1. 2006/10/28(土) 22:31:28|
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短歌・ある所感 1

小菊
 兄は亡くなったが、唯一の歌集「無影燈」が残った。
かつて兄は私が結社、アララギに入った時、意外に思うほど、喜んだ。私はある方の勧めのままに、アララギに入ったのであるが、兄には兄のアララギに対する思いがあったのであろうか。
兄の歌集の後半は八方破れのような感じがあって、アララギの歌をまなんで来た先輩はどう感じられるかしらと思っていた。そんな兄の歌集をある時、大先輩(既に故人となられた)に読んで頂いた事があった。すると「所感」として丁寧なお手紙を頂く事が出来た。「なくてぞ人は」続編としてその所感を転記させて頂く事とした。天国のKさん、宜しくお願い致します。天国か地獄の兄ちゃんに届くかなぁ。

「全体として
 ことばづかいが適確。わかりよい。これは、てらいや気取りのないからでありましょう。
多くの歌に、何か一つのモチーフがとらえられていて、読んで退屈しない。すべて完結で、ごたごた詰め込んでいない。相当率直。
古い歌特有の言葉、例えば、最後の「はや」、「ゑ」、が目につくけれど、これは人の好みでしょう。」

  1. 2006/10/27(金) 16:12:25|
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湘南散策

磯伝い
昨日のお話です。
待てば海路の日和あり。ラッキーなことに丁度6人の足並みが揃いました。海は波静かで、湘南鳩は美人サーファーをじっと見つめて居りました。
わすれもの
 夏が終わり、誰のわすれものか、半端同士の語らいはつづきます。
見つめられて
 稲村ジェーンと・・・砂を堀り続ける犬。飼い主はおっとりと海を眺めて居りました。
一つ一つの思い出
 この不思議な石の一つ一つに長い時間と物語が・・・
秋のいろ
 秋を彩るあなたたち
乗り継いで
今日は江ノ電に大変お世話になりました。

長谷寺の本堂に入ったら、とても大きな観世音菩薩が正面に立って居られました。何だかハッとして足が止まりました。今日ご一緒したお友達とろうそくをお供えしました。仲良く灯ったろうそくは一緒に暖かく揺れておりました。

ご詠歌
ご詠歌
 長谷寺へまいりて沖をながむれば
 由比のみぎはに立つは白波


江ノ島ビール
 江ノ島に江ノ島ビール見つけたり
  1. 2006/10/21(土) 13:28:28|
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月下美人

月下美人その1
今年何度目かの月下美人が今夜咲きそう。何時も昼間そう思いつつ、夕方雨戸を閉めるとつい忘れてしまう。翌朝、ああ、黙って咲いて黙って萎れてしまったと残念に思う。今度こそ、もう今年最後かも知れないと、忘れないうちに枝を切って花瓶に挿した。

月下美人その2
 宵闇迫る午後7時5分、いよいよ咲き始めた。



月下美人その3
30分ほどでこんなに開く。特有の香りが部屋に漂い始めた。


月下美人その4
8時半、開花。


 月下美人その5
2階に上がる前にもう一度優雅で華麗な美女の姿を写す。10時少し前。月下ならぬ灯下美人である。


月下美人その6
最後の名残に美人との逢瀬を楽しむ。夜が明けるまで、香り高くひっそりと豪華に咲く花、一夜の儚い夢、月下美人。ありがとう。おやすみなさい。
 そして、今朝、彼女は捨てられた。
  1. 2006/10/18(水) 21:22:22|
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国立へ

トイレ
今日はHさんの短歌と打楽器、弦楽器との所謂コラボレーションのライブがあるので、新宿経由で国立まで出向いた。
新宿から国立までは一寸時間が掛かると思い、新宿駅構内のトイレに行く事にした。現在改装半ばのややこしい構内を矢印に従って歩いて行くとあった!大きな大きなトイレマーク。正に一目瞭然。こなら文句無いだろうと言いたげな風情である。嬉しくて思わずパチリ。青年が「このおばさん、なにを撮ってる?」と訝しげな顔をしておった。
駅
国立に降り立つのは何十年振りだろう。私が学生の頃、親友が国立音大に入っていて、彼女の招きで音大祭に来た事があった。華やかな雰囲気の音大祭で、飛び切り美人の中国人女性の留学生を紹介されたっけ。
並木
同じ頃、もう一度来た事がある。地方在住のボーイフレンドの一人がワンブリッジを受験した。その発表を見に行ってくれと頼まれたのだ。事は重大、見逃したら責任重大。この銀杏並木だったような気がする。真っ直ぐ歩いて大学に行き、目を皿にして探したが、結局名前を見つける事が出来なかった。それ以来の国立であった。

 思い出に浸りつつ、反対側の道をトコトコ歩いていとも不可思議な異次元空間に辿り着いた。蚊取り線香の煙が揺らぎ、でこぼこの壁に木漏れ日がちらちら。妙齢の女性が不思議な瓢箪のような形の打楽器を叩いて不思議な音を響かせ、キーボードの押さえた音がけんばんの上を滑る。そして短歌を詠うHさん。鳥が啼き、風が吹き、子供が笑う。心地よい時の移動。お隣に肩を並べて座った若い女性が思わずコクリと良い気持ちに。

国立の思い出がもう一つ加わった。

  1. 2006/10/15(日) 22:18:10|
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ウイーンの森の物語

ウイーンの森の物語
コーラスでヨハンシュトラウスの「ウイーンの森の物語」の練習が始まった。昔学校で歌ったので懐かしいからもう一度歌いたいという会員の希望で歌う事になった。楽譜が19ページもあるのだから結構な大作だ。やっと9ページまで辿り着いた。作詞は堀内敬三。
♪ウイーンの森の春の真昼 
 空に花びら 地には若草
 山羊は踊り ロビンは歌い
 ちょうちょもひらら ひらら 舞い舞う♪
といった調子で、文語調であるが、この訳詞がメロディーに非常にマッチして今の歌のように変な所で切れたり、つながったりしていないのが、素晴らしいと先生が仰る。
 「それに、やっぱりねぇ、歌詞だって・・私の母が教えて呉れた歌!・・なんて言うよりも、・・・わが母の教え給いし歌・・・っていう方が優雅で良いじゃありませんか。」

これって、短歌にも言えることかなぁ?
口語の短歌、文語の短歌、破調の短歌、正調の短歌。
すっぽり壺に嵌った心地よさ、乱調の魅力・・・
結局読んで心地よく感動するものが名歌であり、名歌は枠に捕らわれないという事になるのでしょう。

んまぁ、それにしても、ウイーンのあちこちを思い出しながらドンチャッチャのリズムで歌うこの歌はやっぱり楽しい。
  1. 2006/10/14(土) 21:42:33|
  2. 音楽
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運動会パート2

運動会に
一日置いてもう一人の孫の幼稚園の運動会です。
朝から晴れ晴れの真っ青な空。こちらは園児が300人近く居るので、中学校の校庭を借りての大運動会です。ぼちぼち見物人が集まってきました。

入場門
段ボールの手作りの可愛い入場門です。先生達の苦心の作品。

待機
ちびちゃん達が集合して出番を待っています。

りす組さん
 こちらは一番小さな孫達のリス組さん。先生は大きな声で纏めるのに大童。うっかり目を離すとふらふらと出歩く子も。

入場
開会式の入場行進です。先生に教えて頂いたのか、両手を肩の高さまで大振りしています。みんな元気一杯。

椅子体操
全員の椅子体操です。良くここまで練習出来たものだと感心。一番前の列で一生懸命やってるR.
お父さんと一緒
お父さん、お母さんと一緒で嬉しそう。
年長さん
号令の笛と共にバルーンの形が変わります。年長さんはここまでやるんだネ。感心感心。
ふたり
年少組はお昼で演技終了。午後は家族と一緒に。従兄のUと仲良く。
二人とも、初めての運動会が無事に終わって、また少し大きくなったね。もの凄いお天気でみんなまっくろけになりました。
  1. 2006/10/10(火) 20:20:03|
  2. 今日の風、今日の雲
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和敬塾

目白駅
今月から短歌会の会場が目白の和敬塾という所に変わった。
初めて目白駅に降り立つ。振り向くと、綺麗なステンドグラスが填め込んであり、良い感じ。
目白駅前の空
 今日も良いお天気で、駅前の空はスカッと晴れ上がっていた。

和敬塾の正門
バスで7分、日本女子大、学習院といった文教地区の前を通ってゆく。
ここの本館は、旧細川侯爵邸で、都の重要文化財なのだそうだ。今日は歌会前に塾長さんがご案内下さるとの事。塾由来
江戸時代、ここに熊本藩細川家の下屋敷が置かれていたそうだ。
スタイルは英国チューダー様式を基本に、室内は法隆寺の高欄をヒントにしたとされる卍崩しのモチーフやサラセン風のデザインなど、独特の意匠が加味されている、などと建物の説明が記載されている。
玄関控えの間
早速雰囲気のあるエントランス脇の小部屋のランプである。
洋間
 ここで建物の概要のお話を伺う。南には広い芝生の庭園が見える心地よい部屋。嵌め込み窓
2階の和室に入る所の嵌め込み窓。貝で作ったように見える不思議な材質。詳しくはお聞き出来なかったが、現在では手に入らないものだそうよとの噂。
和室
二間続きの和室で床の間がそれぞれについている。こちらは、床の間に竹などを使用して、公家風の造りなのだそうだ。壁紙
説明にあったサラセン風の部屋である。壁紙も当時のものと、当時の儘に再現したものを使っているとの事。エキゾティックな雰囲気である。サラセン様式の部屋
小さな部屋である。何に使われたのか、暖炉もしつらえてあった。

窓
 この部屋の窓もかくのごとく、凝ったもの。

天井画
こちらは、細川家のお姫様達が食事をされた部屋の天井に描かれた屏風絵。壁紙には白い梅の花が描かれているが、昼間は目立たぬピンクの部分が夜の伝統の灯りで濃くなるのだそうだ。手をかざして影を作ると成る程、花びらの一部がピンク色になる。勿論当時の儘に復元したものだそうだ。残念ながら画像では真っ白になってしまった。
栗の木の梁
奥の応接間の天井の梁は栗の木との事で、これも貴重なものだそうだ。曲がっている所がミソのようで。これなども現在は入手困難。

和敬
ラストエンペラーの弟氏が逗留したお礼に書かれた書だそうである。
歴史的な貴重品ばかりに圧倒される。
お印

来客用の大きな食堂の壁上部に細川家の家族それぞれのおしるしが描かれている。
お印拡大
その一部を少し大きく。
外郭一部
すっかり優雅な気持ちになったところで、短歌会の時間となる。素晴らしかった本館にお別れ。別館の学生ホールで気分一新、四時半まで熱心に歌のお勉強。妙におなかが空いて、頂いたお菓子を全部美味しく平らげた。私のお隣の席に、東北からわざわざ上京されたお医者様のおじいちゃま。評者の言葉に「んだ。んだ。全くだ。」と声に出して頷いて居られたのが可笑しく、愉快であった。
欅
夕日を浴びる大きな欅の下を、気分爽快に帰路に着く。
  1. 2006/10/08(日) 23:01:50|
  2. 今日の風、今日の雲
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保育園の運動会

みんながんばれ
昨日の嵐が嘘のような上天気となって、朝8時45分から孫の通う保育園の運動会が始まった。住宅街の中に建てられた区立の小さな保育園だが、運動場があるだけ幸せである。小さなジャングルジムに「みんな・がんばれ」の文字が。
龍のおどり
年長組の子供達の龍の踊り。4月から小学校に入る子供達は、年少の孫達と比べて随分大きくしっかりしているのに驚いた。
龍のおどり2
もう1匹の龍が現れた。2匹の龍が運動場一杯に駆けめぐる。
ママァ~
可愛い年少組のお遊び。一生懸命に先生が声を張り上げて纏めようとしているが、それぞれ勝手な動きをしている。パパやママ達がカメラを構えていると、ポーズをとったりして余裕綽々。
パパママガンバレ
パパ、ママの出番。子供の組ごとに父母が手を繋いだ儘、輪に身体をくぐらせてゆく。なかなかコツを要する。働く母親達の元気な姿をまぶしく微笑ましく眺めた。子供達の応援の声が頼もしい。
 孫のクラスは消防士になって、梯子に登り、バケツの半鐘を叩き、「火事だぁ!}と叫び、梯子を下りて消火器で日を消す真似をして元に戻るという競技。色々考え工夫されている。
 年長組の竹登りには感動した。上手下手はあっても、全員がちゃんと自分の背丈の3倍以上ある竹の天辺までよじ登った。特に下手な子供が頑張って上まで上れた時には自分の事のように嬉しかった。これからの長い長い人生、頑張るんだよ!と。
 全員金メダルを貰って保育園の大運動会は無事に終了。じいちゃんばぁちゃん、何にもしないのにクタビレタ。
  1. 2006/10/07(土) 22:37:08|
  2. 今日の風、今日の雲
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音楽祭

ホテル
9月28,9日、恒例の小淵沢で行われる音楽祭に行った。このホテルにコンサートホールがあり、どっぷりと音楽に浸る事が出来る異次元の世界。
蔦
ホテルの壁を這う蔦の紅葉が始まっていた。

一面に
 一寸絞れば音符が溢れ出しそうになって、ホテルの近くを散歩する。
会いたかったコスモスの群生。花も葉もしっかりとして都会の鉢植えのコスモスとは違う逞しさ、美しさ。
コスモス
背伸びしてズームアップ。

ノリウツギ
 フィリア美術館という小さな美術館があった。ミエチスラフ・コシチェルニアクという人の作品があった。アウシュビッツの収容所の生活を描いたもの。着せられていた服の切れ端などもあり、ナチ収容所の事がおぞましく蘇る。その他、絵本の原画なども展示されていた。
 美術館の出口に美しい花が咲いていた。あじさいのような花で白やピンクが入り交じる。ノリウツギの花だそうだ。初めて見る花。白い花が空気が冷えて来ると急にピンクとなり、やがてドライフラワーのようになって枯れてゆく。この花は北海道では、「サビタ」と呼ばれるそうだ。サビタの花という歌があったような・・・
ノリウツギという名前も優雅な響きだが、漢字で書くと糊空木(アジサイ属。幹の内皮から和紙を漉く時の糊を採る)である。茎の中が空洞なので空木という。

ノリウツギの向こうは白樺の木々。ナイトサロンの最後に聞いたカバレリア・ルスティカーナが胸の中に何時までも響いて渦を巻いている。
  1. 2006/10/02(月) 22:48:59|
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