おだやかな日々に

尾瀬再訪 3

歩く

天気予報は晴れのちくもりであったが、見事に外れた。とはいえ、土砂降りというわけではなく、降っては止み、降っては止みという状態。レインコートがすぐ着られる準備をして出発。
3日目は竜宮小屋からヨッピの吊り橋に廻って山の鼻に午後1時着の予定。今日もゆっくりメニューである。
尾瀬の朝
去年はピカピカの晴天であったが、今回はまた違ったしっとりとした尾瀬の風景に接する事が出来た。深い夕靄、刻々と形を変える山の霧、どちらも素晴らしい。
霧の中
               池塘の表情も違って見える。

水もしたたる美女はコバギボウシ。とみに美しかった。
コバギボウシ
トキソウ
去年たった一つ見つけて大感激したトキソウが今年は沢山咲いていた。濃いピンクのサワランも沢山咲いていた。何と可憐な花たちだろう。

カキラン
 是非見つけましょう!と気合いを入れたカキランの第一発見者はやはりI さん。
蜘蛛の巣が

名前不明の白い花に蜘蛛の巣が風に震えていた。カキランとトキソウのツーショットに歓声をあげる。

ヨッピから
あちこちでほおあか(頬赤)が鳴いていた。「ヨッピのツリバシオチタ」となくんですってと隊長。そのヨッピ橋を渡って東電小屋はこの先15分。思いを馳せた。
歩荷さん
牛首で休憩中、一時雨が強くなった。雨の木道をボッカさんがまるで修行僧のように通り過ぎて行った。
ヨッピから牛首まではキスゲの原であった。(今日はその風景をご覧下さい。)



やや盛りは過ぎていたようだが、去年からみたらバンバンザイの景色は疲れを忘れさせる。山の鼻に近づいて来る頃、腿の付け根あたりが突っ張ってくるのを感じた。新しく求めたストックを突き突きそれでも無事に山の鼻に到着。隊長、副隊長はすぐ研究見本園へ向かう。雲は鳩待峠までの登りに備えてパスしてビジターセンターで休憩。スーパーで買った安物のビニールのレインコートのお陰で上着が汗でずぶぬれになったのでその間に売店で安いTシャツを求めて着替えする。
最後の鳩待峠までの登りは去年同様、隊長のスローアンドステディーの時計の振り子のような正確且つ絶妙なペースで(一時冷たい沢の水を補給)息切れもせずに登り切ることが出来た。バンザーイ!
帰りのバスの中で冷たい水槽で冷やして売っていた塩漬けキューリと赤いトマトを囓りながら尾瀬の地ビールを飲んだ。今年も尾瀬で沢山の天国、極楽を見た。一日平均2万歩歩いたというのに、何故か今年も体重が減らなかった。尾瀬の空気には一体何が潜んでいるのやら。








  1. 2008/07/29(火) 15:47:35|
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尾瀬再訪 2

ヤッホー
今回は隊長のお友達でぐぐっとお若いIさんとの3人旅であった。相変わらず自信の無い雲は昨年同様、前後を隊長とIさんにお願いして幾度と無く助けて頂いた。Iさんはとりわけ目が良くて、鳥でも花でも何でもすぐ見つけてしまう。楽しくて素敵なお仲間となった。
花
 2日目のコースは長蔵小屋から尾瀬ヶ原へ抜ける8キロの行程。左に美しい尾瀬沼が見え隠れする道を歩く。白いシャクナゲ、ピンク色が可愛らしいショウキランなど、に出会う。沼が見えなくなるころから白砂峠への登り道である。エッサエッサ。
猿の腰掛け

これは一体何だろうと見上げる。猿の腰掛けだそうだ。こんなふうになっているとは、初めて見た。画面には見えないが、左手には鎌倉の東慶寺で見たことのある蔦がらみが大木に巻き付いてまだ花を咲かせている。秋には紅葉するそうだ。綺麗だろうなぁ~。
道しるべ
森林の中を通り抜け、見晴らしに辿り着いた。小雨がぱらつく。休憩所からの眺めは抜群。疲れた足を伸ばしてうぐいすの伴奏つきおやつタイムとなった。
積もる雪
「平野長蔵さんが初めに住んでいた場所がここなんですって」と案内して下さった隊長。裏手に廻ると雪かきの道具が高い木の途中に引っかかっていた。冬にはあそこまで雪が積もるという。あんぐりと口を開けて見上げた。
再生
 昨日から尾瀬の山道を歩いて、まるで人間社会と同じように木々も幼いものから老木までのさまざまな営みを見る事が出来た。この画像もこれから萌えようとしている幼い命である。
竜宮小屋の窓から

ゆっくりと5,6時間かけて・・・と、隊長のメモにあったとおり、ゆっくりとたっぷり楽しく歩いて昨年は改装中で泊まる事が出来なかった竜宮小屋にたどり着いた。夕食の時には俄雨が降ったが、幸い間もなく止んで念願の平家蛍に逢う事が出来た。願ったり叶ったりの夜であった。
(今日は尾瀬の水の音をお聞き下さい。)








  1. 2008/07/28(月) 21:57:24|
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尾瀬再訪 1

バスの窓
 今年も「尾瀬に行きませんか」と声を掛けて下さった。その時は予定が色々とあって、どうしようかなぁと迷った。ところが、夜となって耳元で遙かな尾瀬の呼び声しきりとなる。何をおいても行こう!決めた!
昨年は群馬県側から尾瀬ヶ原を歩くコースであったが、今年は福島県から入り、尾瀬沼の北側を歩いて去年の尾瀬ヶ原に抜ける2泊3日のコースとのこと。昨年同様、尾瀬病重篤の隊長におんぶにだっこの上げ膳据え膳、かゆいところに手の届く気配りを頂いて、ただただ、故障の無いようにと吾が事のみを考える雲であった。
24日朝7時10分発の東武伊勢崎線で会津高原尾瀬口駅へ。そこから沼山峠行きのバスで尾瀬へ尾瀬へと近づいて行った。バスの窓に山と川の景色が移り変わってゆく。
沼山峠


沼山峠到着。見回したところ、小学生の一団や元気な高齢者グループが目についた。いよいよここから気を引き締めて歩け歩け開始。靴の紐を締め直す。
花
登りの道となった。暫く行くと早速迎えて呉れた尾瀬の花たち。左はトリアシショウマ、右は萱草? キスゲ?
この向こうは
 
おお、向こうは沼か原か。わくわくする尾瀬の風景のひとつ。
沼遠望

大江湿原の先に尾瀬沼が見えてきた。地図によればこのあたり、ニッコウキスゲ、ワタスゲ、ミズギクの生育地。ワタスゲが沢山風に揺れていた。

長蔵小屋に
 
ゆっくり歩行、キョロキョロ歩行の我々は小一時間ほどかかったであろうか。兼ねて聞き及んでいた長蔵小屋に到着。疲労感は無かった。
山小屋の夕食
隊長から頂いた覚え書きには、「お風呂は汗を流すだけ」とあった。覚悟は出来ていたが、「お湯は一人洗面器2杯」との張り紙。誠に申し訳なくも、ほんの少し水増しさせて頂いた。後から入って来たオバサマ、貼り紙には気が付かなかったと見えてあっという間にザーザーと洗面器2杯のお湯を掛けてしまった。さぁどうする?
サッパリしたところで、肩寄せ合って山小屋の夕食である。こころから美味しかった。
尾瀬沼の黄昏
 

恒例の食後の散歩。山頂に雲がかかって綺麗な夕日は見られなかったが、それはそれで、初めて見る美しい沼の黄昏である。
(動画でもご覧下さい。)






山小屋の灯火

散歩がえり、隊長に誘われて喫茶室へ。心休まる贅沢なひととき。山小屋の消灯午後9時には、未だ間がある。

尾瀬の第一日目であった。








  1. 2008/07/27(日) 22:42:17|
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昼は団子夜は花

クスクス
 突然ですが、これはクスクスです。昨日はコーラスの一学期の終了式で、いつもは終わるとさっさと帰るのですが、偶にはソプラノの仲間でお昼を一緒にしましょうという事になりました。のどがカラカラの5人は、近くのレストランにやって来たと言うわけです。メニューの中から選べと言われて、聞いた事はあるけれど、食べた事の無いクスクスを選びました。左はまんまのもの。右は一寸フォークでずらしたところです。これは夏向きで、土台には魚介が混ぜてあり、上品な美味しさで満足でした。ワインがあれば最高!です。
カサレッチ
メインディッシュはカサレッチ。短いパスタです。味は特別でもなかったですが、名前が聴き慣れなかったので、試しました。3回ほど聞いてやっと覚えたカサレッチ。
デザート
昔俳優座の女優さんだったKさん、昔小学校の先生だったYさん、雲と同年でお芝居が好きなUさん、少し若いおっとり型のOさんというメンバー。色んな事を話しているうちにデザートが。雲はプラムのジェラートとウインナコーヒー。ここに来てデザートの好みがみんなそれぞれ違うのであらあら。また9月にね~、元気でね~とお別れ。
月下美人
 昨日あたりからふくらみ始めた月下美人が今夜咲きそうでした。右は暗くなってからナイトスナップで写してみました。
開く
8時になってもあまり開かないので、えい、いっそのことと、はさみで切ってコップに挿しましたよ。テレビでブライアン・ウイルソンの歌を聴いているうちに、少しずつ少しずつ開いて参りました。今年の月下美人です。


  1. 2008/07/19(土) 14:21:42|
  2. 今日の風、今日の雲
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サギソウとパワーショベル

グラジオラス
 朝思いがけなく庭にグラジオラスが咲いていた。何年か前に買った球根をほったらかしにしていたもの。フラワーボックスの中はまるで雑居家族。その中でいつの間にか育って初めて花を咲かせた。朝露
  
      ツートンカラーの花びらの裏に朝露発見。

つぼみ

この間咲いたピンクの百合のお隣さんの白い百合の蕾が膨らんできた。明日は開いて呉れるかも知れない。
カサブランカかな?
伸びる
息子の家の玄関に置いてあったものが大きくなって出入りに邪魔になるからと我が家に運ばれて来たものであるが、いつの間にか真ん中から沢山の新しい葉を伸ばしていた。間もなく全部葉の先までピンと伸びるであろうこの形が面白くて・・・棕櫚の仲間かな。
サギソウ
ヨガの帰りに九品仏のサギソウはどうなっているのかと見に行った。8月上旬になると何処からか持ってきてサギソウ園に変身するようだ。境内でサギソウの鉢が売られていたので、買ってくる。サギソウは昔、茨城にいた頃、湿地帯から知人が採ってきて(いけないこと?)増やしたものを頂き育てたことがあった。今日は葉に筋が入っているものと、いないものがあったが、珍しいので筋いりを求めた。未だ蕾もついていない。
崩す
家に帰ると隣地の鉄筋アパートが爆撃に遭ったような状態になっていた。某会社の社宅であったものだ。30年以上多くの人々がここで生活をしてきた。3階の西側の家には子ども達の同級生が住んでいて、行ったり来たりして遊んだものだ。いろんな人々の顔が浮かんでは消えてゆく。
ブルドーザー


巨大なデストロイヤーがバリバリとあっけなくくずしてゆく。我が家の2階から眺めたもの。こんなに間近に見るのは初めて。これから4日ほどかかり、それから土台を毀すのに、また同じ位かかるそうだ。暫く騒音と振動がつづきそうだ。
  1. 2008/07/14(月) 21:37:10|
  2. 今日の風、今日の雲
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丸の内界隈ぶらぶらあるき

有楽町
前々から逢おうと言いながらなかなか会えなかった旧友と久しぶりのデートの日。振り出しは有楽町交通会館前であった。丁度お互いの家の中間地点でもあり、何かと便利な場所である。お互いに待ち合わせ時間ドンピシャリ。
丸の内
丸の内方向にぶらぶらと歩き始めた。「ちょっと! ここ、外国みたい!」昔二人でパリの町を歩いた時の事を思い出した。
ショウウインドウ
 それもその筈、海外有名ブランドの店が軒を並べていた。ウインドウのディスプレイがお洒落である。某店ウインドウにはカラフルなバケツが。「こんなバケツも店頭を飾る?」色使いがやはり日本のものと一寸違うような気がする。
女
 あらまぁ、箱根彫刻の森の作品がと二人で近寄る。緑が良く似合う。久保田博之という人の「闘風」という作品。
女

風に向かう女性の姿がなかなかである。町の中の彫刻って良いものだ。心が豊かになってくる。
堀端
ここから宮城の方向に歩き始める。久しぶりにお堀端に出た。
スワン
お堀と言えば白鳥。覗き込んでいたら外国人の男性も何事かと覗きにきた。

銅像

 年配の人はすぐ分かる銅像。「ねぇ、楠木正成って、どういう人だっけ?」とあっけらかんと質問する友。ムムム・・・貴女の方が年上でしょ?改めて聞かれるとただ、「忠臣」としか言えない。桜井の別れの歌があったではないか。銅像の正面から見ると顔が向こう向きになっている。はは~、宮城の方に顔を向けているのだな。やっぱり忠臣だ。二重橋


ここで、雲は一度も二重橋の前まで行った事が無かった事に気が付いた。「二重橋まで行ってみたいんだけど・・・」 終戦の日々、ここの玉砂利にひれ伏して嗚咽した人々が居た。悲しい記憶である。でも、今日は長閑に人々は記念撮影などして楽しんでいる。
観光客
ここから向こうは入れない。バッキンガム宮殿ならぬ日本の宮城にも、不動の姿勢の衛兵?が立っていた。こんな所にお嫁に来ちゃった雅子さま、可哀想と言えば、私だったらお金使って買いたい物一杯買って楽しむのにという友。
旗
  
手入れされたビロードのような柴の緑と低い松の緑が美しい。のんびりとおしゃべりするのには最適な所である。絵を描くこの友と昔一緒に見たゲルニカの話など。また、短歌の写生と象徴についてなど、やっぱりこの友は旧友、病気になったり、認知症になったりしないで欲しい。また逢おうねと言って別れた。折しもサミット間近で、お巡りさんがうじゃうじゃして安全な東京丸の内界隈であった。
  1. 2008/07/01(火) 21:46:02|
  2. 今日の風、今日の雲
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