おだやかな日々に

鴨鍋

ここは?
コーラスの友人に誘われて友人の友人のお宅に鴨鍋を食べにゆく。
元々プロだった方だそうだが、今はご自分の家で気の置けないグループにお料理を提供しているのだそうで、材料費位をお払いする。発声練習で腹筋を使ったせいか丁度良いお腹の空き具合である。場所は泉岳寺である。仲間6人、地下鉄を降りて春のように暖かな町に出る。泉岳寺の山門を左に見て、手前の道を曲がって行くとあらら、こんな所にこんな建物が!ここでN響のメンバーが練習するのかしら?
ここ?
 アールデコ風のエントランスが素敵なマンションである。
普通のレストランでは無い所で食事するのは知人の家以外初めての体験で好奇心満々。
ふろふき
本当に普通のお宅であった。たっぷりとお花が飾ってあった。同じマンションに住む銀座のクラブのママさんが、花束ごと下さるのだそうだ。また違う世界の風が吹いた。
今日は寒いと思って・・・と、合鴨の鍋を用意して下さったのだそうだ。今日は暖かい日和と言っても2月である。結構結構。
先ず三浦大根のふろふきが登場した。「三浦大根は煮ると味が出るのよね。」という話を聞きながらあっという間に食べて仕舞ってからカメラに納め忘れた事に気がついた。bajiruさんのような訳にはゆかないので、画像をひねって誤魔化したが誤魔化しきれない。湯気の出るようなふろふき大根と思っていただこう。。
芥子和え
まぐろと菜の花の芥子和えは春らしい。芥子が具合良く調和してお酒でも欲しく成りそう。
この木机がいかにも年代ものである。郷愁を感じる時代物である。
先ずは食べ方
「合鴨の鍋の時は酢醤油のたれよりも、卵の黄身と大根おろしの方が臭みが抜けて美味しいと思います。お好きな方で・・」との事で勿論お勧めに従う。大体合鴨の鍋など本式に食べた事ありません・・・早速合鴨登場。土鍋に昆布と醤油、みりん少々のだしでシャブシャブとして未だかすかに血合いが残っているものを取り分けて下さる。この鴨は築地で仕入れたものだそうだ。
鴨は手羽より胸肉が美味しいとのこと。一羽分の胸肉の外側はこそいで、内側の肉を使い、外側の堅い部分は細かく叩いて挽肉状にして、団子にする。わー、手が掛かってる。
合鴨は油濃くてと思っていたが、これは全く違い、柔らかくて味が沁みて匂いもクセも無い。
鴨ネギ
卵の黄身と大根おろしを崩しいよいよ鴨ネギに挑戦。このネギは焼いて焦げ目がついている。
ひと手間である。甘くて美味しいネギ。
せっせと
大きな土鍋の中では鴨のつくねが煮えている。主人のTちゃん(とみんなが呼ぶのだそうだ。)が鍋奉行で、友人のKさんがアシスタントである。
お次は
しいたけとつくねのコンビネーション。堅い肉の部分とは思えない。素人っぽい形の大きなつくね団子が美味しい。
鴨豆腐
 鍋の定番豆腐と合鴨。座って居るだけで鍋奉行とアシスタントさんが皿を回して下さる楽チンさ。からだと心がほかほかしてくる。鴨の背の所に細かい切れ目が入っていて成る程である。
汁で蕎麦を
だしの出た土鍋でさっと蕎麦を湯がいて供される。
「オイヒ~~ィ!」
後でご飯と
ご飯と一緒に食べると美味しいですよ、と出された一品。刻み茄子、シシトウ?生姜、もろみ風醤油味である。ピリリとした舌触り。

お焦げご飯
そして締めはお釜で焚いたお焦げご飯。何とも素朴な味。残り物なのでひとつずつしか無かったというお手製のカキの佃煮。噛みしめて美味しかった。この日は出なかったがからすみも作るのだそうだ。ベランダに干しておいたら、トモダチのカラスのカーちゃんに一つ取られてしまったそうだ。翌日カバーを掛けたからすみの横に、何故か石鹸が一つ置いてあったとか。主人のTちゃんとカラスのカーちゃんのエピソードを聞かせて頂いた
友達とそのお友達Tちゃんは俳優座養成所時代からのお友達で、時々ここに元俳優さん達が集まってTちゃんのお料理を食べながら色々な話を楽しんでいるのだそうだ。最近亡くなったあの性格俳優の佐藤慶もその一人であったとか。
レストランのようにお洒落でゴージャスなお料理ではなかったけれど、膝寄せ合っておしゃべりしながら食べた合鴨鍋は美味しくてちょっと風変わりで幸せなひとときであった。
  1. 2011/02/27(日) 15:50:47|
  2. 料理
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あっという間の一週間

小学校の音楽会
 小2の孫の学校の音楽祭があったのは先週の土曜日であった。あれからもう一週間が経ってしまった。半月ほど前には授業参観があって、娘が来ても良いんだよと誘って呉れたので、今時の小学校を覗きに行ったものだ。工作でカッターナイフの使い方を指導されながら、最後に画用紙の家が出来上がるという、楽しいものであった。
音楽祭は3年に一度しか行われないとかで、準備に力が入っていた。丁度この日はお友達のお誘いで午後から第九を聴きに行く予定が入っていたので、孫の出番だけ見学した。
2年生の合唱去年は未だ赤ちゃんのようだったのに、2年生も3学期ともなると、何だか男の子も女の子も急に大きくなってしっかりしてきたように見えた。合唱と器楽も上手である。
第九を聴きに
大急ぎで家に帰り、腹ごしらえをして第九の音楽会へ。
6年ほど前にサントリーホールで唱って以来の第九である。若々しくて知的なお茶の水OB管弦楽団である。ホールはほぼ満員。合唱団も粒の揃った歌声で、ベートーベンの世界が遺憾なく表現されていたと思う。
帰ってから懐かしくなって自分達が唱った第九のCDを久しぶりに聴いた。こちらもまぁまぁだったなぁと自己満足であった。当時のプログラムを見ていたら、あの時テノールを唱ったのは、去年リゾナーレで活躍した吉田浩之さんだった事を発見。楽しかったナイトサロンの事まで思い出してしまった。
お誘い頂きまして有難う御座いました。
  1. 2011/02/26(土) 22:14:58|
  2. 音楽
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歌の会つれづれ

S先生
歌集「汲々不及吟」の合評会があるというので絶好のチャンスと意気込んで申し込んだが、肝心の歌集が手元に無かった。インターネットで申し込めば良いと軽く考えていたが、検索すると「売り切れ」と出た。
これは相当まずい事である。まさか出たばかりの本が古本であるはずもなく、(無かった)半べそをかいて編集委員のOさんに相談すると、会員だからと事情を説明して申し込んだらどうかという。兎に角出版元のF書院に電話をかけても出ないのだそうだ。
早速はがきにその旨を書いてやはり欲しがっている別の会員の分と2冊分、ダメもとで依頼した。一冊の歌集がとてつもなく大切で貴重なものに思えてきた。
驚くべき事に(と雲は思った。)2日ほどして歌集が到着したのである。しかも実に実に味のある文字で「・・・確かに承りました。お礼申し上げます。云々」と書かれた便せんを添えて。
その文字を眺めて雲は感動した。
この文字を書いた人はインターネットとは無関係らしいぞ。
ちょっと変人だけど、頑固な反面筋の通った人なのかも知れない。

歌評会の時、先生の口から「F書院の大将」という言葉が漏れた。なるほど大将か・・・
F書院は大江健三郎と関係があるらしいとも。
ネットで調べたら、大江健三郎のお兄さんは歌人で、歌集をこの書院から出版していた。
歌集を持っていなかったお陰でちょっと現実ばなれした世界を放浪したような気持ちになった。
  1. 2011/02/24(木) 16:26:41|
  2. 短歌など
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歌の会

雪が降る
東京にも雪らしい雪が降ったが、翌日は良いお天気となり、大方とけた。淡雪。

日曜日、短歌会に行った。
午前中は清水房雄先生の歌集、「汲々不及吟」の合評会。
この歌集を手に入れるまでの経緯は別口で。

会では席順に感想などを述べる。
私はこの歌集に詠われている三点を挙げた。それは
「ズバリ死との対決」
「歌に関わること」
「・・・らしいシニカルな面」について。
しゃべっているうちに時間がなくなるからと司会にストップをかけられてしまった。

先生の「焦慮」とは「俺の生涯も終わりというあせりですよ。」という。
歌集の題名については、誰かのタイトルと同じになるのは嫌。字数が多うほどダブらない。
後記はいらない。歌で勝負すべき。後記でカバーするのはずるい。
「まぁ、私の歌集で一番良いのは一去集かな。人に良くみられようという気が無かった。」
など質問に答えてのお話。

会の終わりの感想にH氏曰く、
「こうして神様が作られてゆくんだなぁと思った。」
うう・・・鋭い!
つまり誰も(とは言わないが)先生の歌をこき下ろす人が居なかった。
・・・できませんよぉ、普通は・・・面と向かってぇ・・・?

三月号でH氏はそのあたりの事を書かれているのかなぁ。
楽しみである。

午後の歌評会では私の批評が悉く外れでいささかめげた。
長時間九六才の先生、それに継ぐ先生、さぞかしお疲れになった事であろう。
有り難い時間であった。
  1. 2011/02/16(水) 16:43:16|
  2. 短歌など
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春はまだ?

春はまだまだ
お決まりのコースだと、所用をすませるとすぐUターンを決め込む太郎。
しかし、今日はそうはいかないよ。春を探さなくてはならないママ、ちょっと足を
伸ばして坂道を下って登って・・・・
おや、ここは?
あれ、いつか来たことあったっけ? しばし立ち止まってあたりを眺め回す太郎。頭の中がグルグルであります。
ともだち?
この階段おりるの?って、当たり前でしょ。
ホラ、わんちゃんお散歩タイムじゃないの。ご挨拶しなさいよ。

それにしても、しっかり冬景色ネ。明日は雪が降るんですって。どこかにちょっぴりでも春の芽が出ていないかなぁ~~

おつ!
咲いているのは梅の花。あんまり寒いからちょっとお酒でもきこしめして春を呼んで頂戴。
と、勉強もしないでPSEで遊んで夜更かしする悪いクセ。鶴瓶の「家族に乾杯」を喜んで見て、録画してあったマッターホルン登頂記録に感動して、呑気というか幸せというか。
娘一家はスキーに。息子は風邪ひき。世の中色々ですね、太郎や。
  1. 2011/02/10(木) 22:42:36|
  2. 今日の風、今日の雲
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小さな旅;みずほ台から

旧島田家住宅
車人形に誘って下さった友人は思いがけず江戸時代へも誘って下さいました。こちらは天保元年(1830年)からの旧島田家(クリック)の古民家です。駅前のスーパーでお弁当を買ってきましたので、ここの囲炉裏を囲んでお昼にしましょうという素敵なご配慮です。
島ちゃん
入り口を入ると何と、ここの住人島田家の島ちゃんがしっかりお出迎え。そしてちゃんと先導してくれたのです!
囲炉裏
現在は町で管理、あたかもここに暮らして居られるような親切な女性がお茶を出して下さいました。パチパチと爆ぜる薪の火の粉、時々向きが代わる煙、やわらかな暖かさ、島ちゃんと一緒にゆっくりタイムスリップしてお昼を頂きました。
寺子屋
お座敷の一室は寺子屋になって居りました。時代劇に出てくる寺子屋そのもの。小学校が出来るまで、ここで子供達は勉強したそうです。
野菜はいかが
白菜良かったら差し上げますよ、と言われましたが、持って帰るのが大変なので、残念ながら辞退。その代わり、一袋100円の切り干し大根を頂きました。
ウエルカムフラワー
優しい花と島ちゃんに見送られて次なる江戸時代は多聞院(クリック)へとやって参りました。
多聞院
ここで柳沢吉保登場です。彼が(親しげに・・)川越藩主であった時に村民のために祈願所として創建したとの事で、なかなかの風格あるお社でした。
狛トラ
狛犬ならぬ狛虎です。可愛い!虎は毘沙門天の神使なのですって。小トラ

ですからこんな子虎が沢山奉納されて居りました。これまた可愛い!ここの境内には沢山牡丹が植えられており、5月になるとそれは見事だそうです。牡丹以外にも色々な植物が。クマザサの群生も見事でした。
蝋梅
遠目に梅の花が咲いているのかと思いましたら、おみくじでした。冷たい空気のなかの蝋梅の花が美しかったです。

ここで一番江戸を感じたのは、柳沢吉保が行った地割りを目で見る事が出来た事です。友人の説明を聞きながら、時代劇でしか認識の無かった「彼」の行った行政が素晴らしいものだった事を実感致しました。柳沢吉保の地割(クリック)です。車で案内して頂いた町のあちらこちらに沢山の雑木林がありました。町の車が幾つもの大きな竹カゴに枯れ葉を一杯に集めてトラックで堆肥作りに運ぶ所にも出会いました。いやぁ~~、これも正にカルチャーショックでした。感謝感謝の一日でした。ついでにあの六義園も将軍綱吉から柳沢吉保が貰った、いや、頂いたものですね。実力者だったのですねぇ。嗚呼今彼あらば・・・
  1. 2011/02/01(火) 21:17:56|
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