おだやかな日々に

万葉集落ち穂ひろい 15

秋の花
 この間の万葉集の輪読会で、秋の七草の歌が出て来た。
山上臣憶良詠秋野花歌二首というのである。

秋の野に咲きたる花を指折り(およびおり)かき数ふれば七くさの花 1537
萩が花尾花くず花なでしこの花 をみなへし又藤ばかま朝顔の花  1538
 

その2
春の七草はせり、なずな、 ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、 すずな、すずしろ、 これぞ七草と覚えているが、秋の七草も今風の歌?が無いかしらとググってみたたらこんなのがあった。
萩 ききょう 葛 ふじばかま おみなえし 尾花 なでしこ 秋の七草
秋の七草を「おすきなふくは」と覚えれば良いというのは、女郎花、すすき、桔梗、なでしこ、ふじばかま、くず、萩の頭文字だそうだ。尾花はすすきのこと。

今朝、身の回りの秋の花を集めてみた。萩は隣の兄の家のものを盗撮。
草枕旅ゆく人も行き触らばにほひぬべくも咲ける萩かも  1532
藤袴の花を詠んだ歌は万葉集では、憶良の歌一首だけとのこと。
折角なので、画像に因んだ歌を抜き書きしてみる。
君ゆくとその夕ぐれに二人して柱にそめし白萩の歌  与謝野晶子
こまごまとムラサキシキブの花咲きて吾も匂はし森の陰の路  水町京子
 ムラサキシキブの花も薄紫で優しい花。万葉の時代には無かったのかしら。
秋雨の小野に恋よぶ藤袴ひとり後れて小野に恋よぶ  釈迢空
青苔の上にこぼれてうす紅く形くずさぬ秋海棠の花   窪田空穂
急に秋らしくなってきた今日このごろである。



 
  1. 2009/09/10(木) 11:38:32|
  2. 短歌など
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

藤袴を見かけなくなりました

純粋日本語の花ばかりでなんだか嬉しいです。1538の憶良の歌は575777なのね。「おすきなふくは」は覚えやすいですね。今日は爽やかな秋日和でした、虫の音をバックにエンヤのアルバムを聞きながら書いています。秋の花のお話有り難うございました。
  1. 2009/09/10(木) 21:47:02 |
  2. URL |
  3. わかめ #gGsLOqyI
  4. [ 編集 ]

エンヤ大好き♪

わかめさん、コメントを有り難うございます。
鎌倉あたりでは藤袴を見かけませんでしょうか?
ヨガの友人から花を頂いたのを挿し木致しましたら、3年ほどでどんどん増え、昨年は壮観でした。根で増えますので恐れをなして大分抜きました。半日陰くらいが好きらしいです。
藤袴の茎は良いにおいがするそうで、源氏物語にも出てくるとか。乾燥させて箪笥の中に入れておくという話を聞きました。
1538の歌は旋頭歌です。半分に分けて読むと調子が出て参ります(^^) 長歌、短歌、旋頭歌、仏足跡歌など種類があるようですよ。覚えたてです。
  1. 2009/09/10(木) 22:14:40 |
  2. URL |
  3. 雲 #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

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