
今日はテカポ湖の観光をしながらいよいよマウントクックへ行く日である。クライスト チャーチからマウントクックまでは331キロ。従って忙しい。モーニングコールは5時半である。前もってネットで調べた南島のお天気はこの日だけ何とか曇りマークで後は殆ど傘マークが付いていたが、何の何の、上天気となった。車窓には聞き及ぶ羊たちの世界が展開する。

人家は一つもない。クライストチャーチの高台で見た南アルプスが少しずつ近くなってきた。

テカポ湖が見えて来た。ミルキーブルーと言われるこの湖の美しい色は氷河の依って来たらすものであるとか。標高700メートルの世界である。

殆どのツアーが立ち寄る絶景ポイントである。ここには「善き羊飼いの教会」なるものが建っている。バスを降りて先ずこの景色にしばし見ほれてたたずむ雲である。

教会の手前に威風堂々たる牧羊犬の銅像が立っていた。教会は1935年に地元の人々に依って建てられたそうであるから、この犬も一緒にずっとこうして羊を守っているのかしら。

こんな小さな石造りの教会。ここまでやって来たという証拠写真を一枚。
「良き羊飼いは羊の為にいのちを捨てる」という聖書の言葉から名付けられた教会とのこと。羊と共に暮らしてきた人々の祈りの結晶なのだろう。

教会の突き当たりの窓から見える景色。季節によって美しく変化する事だろう。

このあたりはルピナスが群生して美しく咲くそうであるが、時期が少し早かったせいか見ることが出来なかった。雄大な景色を振り返りながらバスに戻る。これからマウントクックまで110キロのバスの旅である。
- 2009/11/15(日) 10:45:22|
- 旅
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この世のものとも思えない美しさ、教会の石の窓からはあの世かと見えます。たたずむ雲さんはスポーティで確かに現実ですね。
- 2009/11/15(日) 23:59:37 |
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- わかめ #gGsLOqyI
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澄み切った青空に広がる草原、初めて見るミルキーブルーの湖、とても絵の具では表せない色です。
空気が綺麗だと何もかも澄み切って見えるのですね。
教会の窓からの写真素敵ですね、額に入った一枚の絵の様です。
- 2009/11/16(月) 10:39:05 |
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- bajiru #mQop/nM.
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わかめ さん、コメントを有り難うございます。
お天気で本当にラッキーでした。周囲に土産物屋さんも無く、本当に素朴なたたずまいだったのが良かったと思いました。
- 2009/11/16(月) 11:40:11 |
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- 雲 #mQop/nM.
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bajiruさん、コメントを有り難うございます。
説明によりますと、氷河に混じった細かい土の粒子が湖水に流れて、そこに光が当たると波長の短い青や緑の色が反射してミルキーブルーの色となるのだそうです。スイスの山に近い川の色も白っぽい色でしたし、カナダのロッキー近くの湖もこんな美しい色でした。絵を描かれるbajiruさんでしたらきっときれいなスケッチをなさった事でしょう。
- 2009/11/16(月) 11:47:30 |
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- 雲 #mQop/nM.
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