おだやかな日々に

リアルタイムでコンサート

コンサート
 テレビでは見て聞いた事もあり、CDも持っていたが、一度は実際の音を聴いてみたいと思っていたフジコ・ヘミングのコンサートのチケットが手に入った。雨の中を出掛けた所は東京オペラシティーのコンサートホール。
ツリー
12月はクリスマスの季節。振り仰ぐツリーの向こうの高層ビルのてっぺんは雲がかかって見えない。
階段
階段も電飾で登るのがはばかられるような・・・ここを登ってコンサートホールへ。
個性の強いフジコ・ヘミングの演奏に関して、その演奏を好きな人、余り好きでない人と評価が分かれる。会場は満員であった。中年のカップルが目についた。また、年齢層は厚く、正に老若男女様々である。今日はベルリンフィルのメンバーで作られたアンサンブルとの共演であるのが魅力である。
モーツアルトのピアノ協奏曲第21番は雲が大好きな曲。それをしっかりフジコ調に。若いお兄さん達がそれを支える。「みじかくも美しく燃え」を聞きながら雲は思わず不覚の涙を浮かべてしまった。背中を丸めて年老いたフジコ・ヘミングの指から紡ぎ出すその音。アンコールとして弾かれたソロの3曲に至っては、言うに及ばず。
ロビー
 ラ・カンパネラは得意中の得意。技も少しも衰えを見せず、冴えていたが、ベートーベンのテンペストが凄かった。低音の力強い響きが会場を震わせる。ベートーベン、ショパン、リストの組み合わせが良かった。ああ、やはり雲はフジコの罠に掛かってしまった。
ところで、アンサンブル・ベルリンであるが、弾くほどに実力の程を見せつけられる思いであった。殊にバイオリンとオーボエの超絶技巧を駆使した掛け合いが絶妙で、思わず帰りに彼らのCDを買ってしまった。自分と待ち合わせ、自分で喜び、拍手して満足したフジコ・ヘミングとアンサンブル・ベルリンのコンサートであった。
 
  1. 2009/12/04(金) 14:05:59|
  2. 音楽
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:8
<<ニュージーランドってどんなとこ? 17 | ホーム | ニュージーランドってどんなとこ? 16>>

コメント

ブラボー!!良かったですね、私も以前たった一枚残ったチケットを手に入れて行きました。その時はベートーベンの「皇帝」でした。今回の21番「みじかうも美しく燃え」聴きたかったわ~、あの映画のラストシーンが印象に残っています。アンサンブル・ベルリンもさぞ良かったでしょうね。雲さんの感動が伝わってきます。一緒にファンになりましょう。
  1. 2009/12/04(金) 22:47:43 |
  2. URL |
  3. bajiru #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

至福のコンサート行

 フジコ・へミングのコンサートに行かれたとは、羨ましき限りでございます。ラ・カンパネラを弾くご本人が見えるようです。音楽に無縁そうなy-benもファンの一人で、だいぶ前に、CDを買ってきたほどで~す。
  1. 2009/12/04(金) 22:47:51 |
  2. URL |
  3. kan #-
  4. [ 編集 ]

bajiruさん、出遅れましたが、遂に行って参りました。プログラムに「楽章間の拍手はご遠慮ねがいます」という注意書きがありましたが、何のそので拍手する観客、スタンディングオベーションで熱烈なファン色々でやはりひと味違うところもありましたが、まぁ、良いではありませんか。音楽を楽しむ事は幸せな事ですものね。
  1. 2009/12/04(金) 23:09:57 |
  2. URL |
  3. 雲 #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

kanさん、コメントを有り難うございます。
y-benさんもファンでいらしたのですかぁ。
彼女はCDセールスの印税を同時多発テロ後の被災者救援に全額寄付したり、アフガニスタン難民のチャリティー活動などもしているそうです。「人生の艱難辛苦から逃れる道はふたつある。音楽と猫である」というシュヴァイツァーの言葉を添えた自筆の猫の絵はがきなども置いてありましたよ。
  1. 2009/12/04(金) 23:20:42 |
  2. URL |
  3. 雲 #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

シュバイツァーの言葉を実践しておられるフジコさんですね、雲さんの感動が伝わりました、お隣の席で聴いたつもり、感動の涙をこっそり見たつもり。有り難うございました。フジコヘミングさんのCDをiPodに入れて持ち歩いています。
  1. 2009/12/04(金) 23:27:44 |
  2. URL |
  3. わかめ #gGsLOqyI
  4. [ 編集 ]

あら、わかめさんったら、お隣の席にいらしたのですね。流石に隠れファン♪
  1. 2009/12/05(土) 09:32:38 |
  2. URL |
  3. 雲 #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

かなり前に、私もききました。そのときには偶然、もう残り3ヶ月のの命と言われていた友人が奥さんといらしていて、外で会場をまっている時に並んでいるときにばったり会い、あの太った体躯が小さくなって、でも、笑顔で立ち話をした偶然で最後の出会いの日でした。ご一緒だったのが、難しい友人のお誘いだったということもあって、とても印象の残ったコンサートでした。そのときはリサイタルでした。今回のコンサートはアンサンブルベルリンとのコンチェルトが聴けたのですね。どんな合奏音だったのか、想像できませんが、おもしろかったでしょうね。ラ カンパネルラは、私が聴いたときにもアンコール曲中の一つでした。
良かったですね。 猫やシュバイツアー、絵や、ドレスや著書からかもしだされる劇的な彼女の人生への想像が演奏をも聴衆の心をも膨らませてくれるのでしょうね。
  1. 2009/12/05(土) 10:31:53 |
  2. URL |
  3.  ユミ #kY.A8d5U
  4. [ 編集 ]

ユミさま、コメントを有り難うございます。
そうですね。「劇的な彼女の人生への想像」。彼女の醸し出すカリスマ性には弱いです。最近ではモスクワ、パリ、アメリカ、リトアニア、などソリストとして精力的に各国でも演奏しているようで、そのエネルギーには驚かされます。
  1. 2009/12/05(土) 11:23:04 |
  2. URL |
  3. 雲 #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://act014.blog17.fc2.com/tb.php/653-cc2a1168
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

雲

最近の記事

最近のコメント

リンク

このブログをリンクに追加する

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

フリーエリア

イギリス湖水地方 ホテルの口コミ
イギリス湖水地方 ホテルの口コミ

ブログ内検索

RSSフィード