おだやかな日々に

ふたたび万葉集メモ  3

春を待つ挽歌が終わり、巻4は相聞に入りました。
本日のメインキャラクターは仁徳天皇の后、磐姫皇后(いわのひめのおおきさき)であります。
 君が行きけ長くなりぬ山尋ね迎へか行かむ待ちにか待たむ(85)
 かくばかり恋ひつつあらずば高山の岩根しまきて死なましものを(86)
 ありつつも君をば待たむうちなびく吾が黒髪に霜の置くまでに (87) 

歌を読むかぎり、仁徳天皇はちょっとお后につれなくさなったのかしらと、后をお気の毒に思ってしまいます。
しかし、お話に依れば、磐姫皇后は大変なヤキモチ焼きで、天皇が位につくにあたり、義弟との約束から義妹の矢田皇女(やたのひめみこ)を後宮にしようとしたけれど、后は「豈良くもあらず」と拒否。結局30年かかってやっと皇后の留守に約束を果たしたというお話があるそうであります。そして?
「時に皇后、難波のわたりに到り、天皇、矢田皇女をめしつと聞しめして、大きに恨みたまふ。則ち其の採れる御綱葉を海に投げ入れて、著岸(とま)りたまはず。」とどのつまりは憤死されたとか。う~ん。余程仁徳天皇がお好きであったのでしょう。一夫一婦制であったならばそんな悲劇は起きなかったのに。逆にそうでなかったにも関わらずそこまで拘って抵抗された皇后は結局嫉妬深かったという事になるのでしょうか・・・
  1. 2012/02/25(土) 16:39:03|
  2. 短歌など
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