おだやかな日々に

不動前ウオーキング

海福寺山門
桜に誘われて久しぶりに早く亡くなった姪のお墓参りに出掛けた。不動前から歩くことしばし。山門を満開の桜が覆っていた。
鐘楼
 以前訪れた時はゆっくり境内を見て歩かなかったが、この梵鐘は東京都指定有形文化財とのこと。
天和2年(1682)に当時深川にあった海福寺が全焼し、梵鐘も灰燼に帰した。時の住職独本が新鋳し、黄檗宗の開祖隠元大師の新鋳を祝した銘が刻まれている。裾の雲形の柔らかい線は、我が国伝統の様式に中国風の柔らかみを工夫した他に類例の無い逸品である・・・と、説明されていた。
九層の塔
こちらは武田信玄の屋形に置かれてあったと伝えられる九層の塔(江戸名所図絵より)とのこと。
供養塔
文化四年(1807)八月十九日深川八幡の祭礼の時人出のため、永代橋が落ち、数百人の人々が水死した。その霊を供養するための木場の人々が建立した供養塔。これは昔は大変有名な事件で歌舞伎では黙阿弥作「八幡祭望月帳ーはちまんまつりよみやのにぎわい」、落語では粗忽者の武兵衛が水死者に間違えられ自分の遺体を確認に行くという「永代橋」の素材となっている・・・とのこと。ちょっとしたお江戸散歩気分になった。
裏手に回って姪のお墓にお参りする。若くして交通事故で逝ってしまった姪に、ご無沙汰のお詫びをして、それから太郎のこと、宜しくねとお願いした。
羅漢寺
姪の眠るお寺のすぐお隣が有名な五百羅漢寺である。二度ほど訪れた事があるが折角なのでお参りする事にした。
五百羅漢こちらも三百年ほど前のもので都の重要文化財。一体一体にお名前とメッセージが書かれてある。それぞれお顔の表情が異なり、興味深い。その中に何か親しみを感ずる一体の羅漢様。



水潮声尊者さて、この中の何方でしょう?・・それは「すがすがしい声」の方です。歌を歌う者の憧れですから。それにしても本当にゆっくり見ていたいものを、同行者はさっさと行ってしまうのである。
目黒不動
羅漢寺を出ると目黒不動へと道は通ずる。散歩道である。若いお父さんと男の子が自転車で走っている姿に小さかった時の孫を思い出す。そろそろ息子達が住んでいたテリトリーである。お不動さんの境内の桜も美しかった。
ここから息子一家が住んでいた家の辺りまで歩く事にした。小さかった孫と歩いた懐かしい思い出の道。
打ち上げ花火?
その道すがらあれまぁ、と思わす足が止まった。初めて見る椿である。まるで打ち上げ花火のような花心。早速デジカメで花盗人。こんな出会いがお散歩の醍醐味である。
かむろ坂の桜
最後の締めはかむろ坂の桜並木である。正に満開。早速バリの息子一家に送ろう。きっと懐かしい事だろう。
その先の色の濃い桜並木に誘惑されて武蔵小山の駅まで歩くことになってしまった。いやぁ、疲れた疲れた。でも久しぶりにお参りが出来たことで心は満足した。







  1. 2013/03/24(日) 21:23:08|
  2. 今日の風、今日の雲
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
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コメント

さすがお江戸の花見は話題が多いですね。
さくらは亡き人を偲ぶにも最適な花、美し過ぎて悲しくなるくらいですもの。
  1. 2013/03/24(日) 23:36:49 |
  2. URL |
  3. わかめ #gGsLOqyI
  4. [ 編集 ]

わかめさん、早速コメントを有難う御座います。
おじさまのお散歩のコースには無かったでしょうか?こじんまりしたお寺ですが、思いがけない発見がありますね。誤字脱字など気が付いた所を訂正してあります。失礼致しました。(江戸名所図絵などです)v-421
  1. 2013/03/25(月) 09:38:24 |
  2. URL |
  3. 雲 #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

桜の花も終わりに近づいた遅いコメントで失礼します。
読み応えののあるなんとも素敵なお墓参りですこと。
お散歩では行かなかったでしょうけど、何となくお散歩気分を思い出しながら読ませて頂きました。
姪御さんも喜ばれた事でしょうね。
  1. 2013/03/29(金) 20:27:11 |
  2. URL |
  3. bajiru #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

bajiruさん、コメントを有難う御座います。
明るい性格の姪に相応しい日和で本当に会えたような気がしたのは年を取ったせいでしょうか・・・e-351
  1. 2013/03/29(金) 21:29:38 |
  2. URL |
  3. 雲 #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

光陰矢のごとしを実感!!

 三月一日の春三椏咲くから桜満開の不動前ウオーキングまで毎回しっかり拝読させて頂きながら、年度末とあってヤボ用多くご無沙汰いたしました。中でも2年前の3・11大震災+原発被災地福島県から母子4人が隣組に来てからは歩いて2分ほどの幼稚園に入園、今春卒園とあわただしく過ぎ、小学校入学を機に先日福島県に戻って行きました。来県の時は4歳と3歳双子の女児でその可愛いこと。仕事で残ったパパと離れて2年の別居生活をこなした30代のママは本当にしっかりしていましたが、いまだに放射線が収束しない地に戻ることを疑問視しつつの帰県でした。(y-ben共々寂しくなったなあデス)。そして本日31日は何と雪降り!! 折角消えた原っぱが真っ白になってますv-277v-276
 

  1. 2013/03/31(日) 12:08:32 |
  2. URL |
  3. kan #-
  4. [ 編集 ]

忘れてはいけない福島

kan さん、コメントを有難う御座います。
ご夫婦で福島から非難して来られた方がたのお手伝いをしてこられたのですね。ご苦労様でございました。子供さんを連れての帰福はそれはそれでご心配でしょうね。鼠一匹で何が起きるか分からない情けない状態。本当に困った事ですね。
山形は雪でしたか!東京も雪こそ降らね、昨日今日は真冬の寒さでまた厚いコートを着て買い物に出ました。寒さのせいで、桜はまだ何とか咲き残っております。
  1. 2013/03/31(日) 22:12:25 |
  2. URL |
  3. 雲 #mQop/nM.
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