おだやかな日々に

貴婦人に逢いに

国立新美術館 1982年に友人とパリ歩きをして、クリュニー美術館に行った。もう31年前になる。
その時、リルケも見たという貴婦人と一角獣のタピスリーを見たような見損なったような・・・
出口近くに一角獣の角という代物があった。想像上の生き物の角があるなんて変ねぇと笑った記憶はある。その時一緒に行った友人は去年亡くなってしまったので、確かめる事が出来なくなってしまった。しかし、6枚ものタピスリーを見ていたらいくら何でも記憶がある筈である。だから今回、遙々クリュニーからやってきたゴブラン織りを是非見たいと思っていた。

左;聴覚 右;視覚NHKの番組でも取り上げた。夫も珍しく見ていたので、誘って出掛けた。
広い美術館の壁面一杯に大きなタピスリーが並んでいるのを見た時、照明が押さえてあるので、これは映し出された映像ではないかと思った。しかし、正に実物であった。16世紀の精緻なゴブラン織り、豪華としか言いようがない。現地で見たような気がしていたのは「こんな事情」だったからだろう。タペスリーのコピーが欲しかったが、今更と我慢。「聴覚」と「視覚」の絵はがきを買った。ゴブランに織り込まれた鳥や獣たちを取り出して分類し、それらをタペスリーにまた戻すというCGの大画面が美しくて楽しかった。混雑もなく、ゆっくり鑑賞出来てようやく念願叶い、満足であった。
DSC_0091_20130610154717.jpg
丁度昼近くなったので、以前bajiruさんに教えて頂いた店に入る。早速先付けが出たので、美味しく平らげると、可愛いうさちゃんが空から舞い降りた。リーゾナブルで美味しくて満足!

風のマジム偶然というか必然というか、bajiruさんも日曜美術館で「原田マハ」さんの話を聞いて彼女の本を読まれたようであるが、雲も、「貴婦人と一角獣」の小説を書こうと思っているという彼女に興味を持ち、図書館に行って借りた本が、「風のマジム」である。昨日読み終わり、とても気に入ってしまった。
沖縄が舞台で、実在の「沖縄産ラム酒」を作った女性からヒントを得た小説である。本の中からサトウキビ畑の風とラム酒の芳香が漂って、上等で気持ちの良い作品であった。「貴婦人と一角獣」の一冊が実現したら是非是非読んでみたい。楽しみである。



  1. 2013/06/08(土) 15:48:49|
  2. 美術
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
<<花の記憶 5月~6月 | ホーム | 遙々京都、ぶらり鎌倉>>

コメント

bajiruさんと雲さんの記事がひとつづきになって、原田マハさんの小説を2つも紹介していただきました。
タピストリーはサイコさんと私もたぶろう美術展にゆく20日に見ることが出来そうなので楽しみにしています。
そう、小説2冊もね。
  1. 2013/06/10(月) 22:00:12 |
  2. URL |
  3. わかめ #Wvcannqs
  4. [ 編集 ]

わかめ さん、今晩は。コメントを有難う御座います。
作家とも相性があるようで、初めて読んだマハさんのものはすっとしみ込んできました。
お酒の話だったからかしら・・・v-272ふふ・・
タブロー展今回は失礼致しますが、ああ、出来たらご一緒してもう一度貴婦人に逢いたいわ。
椅子に腰掛けて休息しながら見る大スクリーンのCGもお勧めです。是非ね。
  1. 2013/06/10(月) 22:42:28 |
  2. URL |
  3. 雲 #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

パリからやってきた一角獣って、こんな可愛い目をしているのですか。
気が遠くなるほど繊細な織物なのでしょうね。
楽しみで~す。
もちろん、あの隠れ家風の卯の刻ランチも!
bajiruさんも読まれた原田マハって、どんな人なんだろう...
  1. 2013/06/11(火) 17:55:43 |
  2. URL |
  3. サイコ #ZeC0G1NE
  4. [ 編集 ]

サイコさん、有難う御座います。
本当に繊細なゴブラン織りで、個人であの時代に注文して作らせたのにもびっくり、また気の遠くなるような時間を掛けて織った人達にもびっくり、そしてどうやってデザインしたのだろうと考えても驚きです。一角獣の目、何と解釈すれば良いのでしょう。サイコさんのご感想が楽しみで~すe-247
  1. 2013/06/11(火) 20:44:49 |
  2. URL |
  3. 雲 #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

パリで見た一角獣に再会されて思い出が蘇ったでしょうね、大きな色鮮やかなタピストリーはまさに圧巻でした。
あんなに繊細な織物とは思いませんでした。トルコで絨毯を織る所を見学しましたが、もっともっと細やかな仕事ですね。
私は今度は風のマジムを借りて見ましょう。
  1. 2013/06/11(火) 22:12:31 |
  2. URL |
  3. bajiru #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

bajiruさん、コメントを有難う御座います。
結局パリでは、あまりにひっそりとした美術館・・というか古い僧院みたいな所で、ちょっと怖々巡り巡って、タペスリーは出口の所と聞いたので確かにあった大きなタペスリーがその一枚と思いこんでいたようです。脇に角もあったしv-291 今度初めて目の前にして感慨無量でした。
近くの図書館には「風のマジム」しかありませんでした。今日は別の図書館に行ってみますv-290
  1. 2013/06/12(水) 06:16:08 |
  2. URL |
  3. 雲 #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://act014.blog17.fc2.com/tb.php/943-333fcf9a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

雲

最近の記事

最近のコメント

リンク

このブログをリンクに追加する

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

フリーエリア

イギリス湖水地方 ホテルの口コミ
イギリス湖水地方 ホテルの口コミ

ブログ内検索

RSSフィード